低解約返戻金型の生命保険に注意すべき4つの理由

2013年10月5日土曜日

コラム

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世の中には色々な保険がありますが、
今回は基本的な保険「生命保険」について、考えてみようと思います。

生命保険は、自分が死んだ事による資産リスクに備える商品です。
ただし、当然ですが、保険会社が儲かるように出来ています。

つまり、

支払う保険料 = 平均寿命で死んで貰える金額 + 保険会社の利益

言い換えると、

平均寿命より早く死なないと、絶対に損するんです。

もちろん、もし死んだ時に路頭に迷いたくないので、
生命保険に入ることは大切です。
ここで言いたいのは、「シンプル」にするべきということです。

特に、最近流行りの貯まる保険「低解約返戻金型」には注意するべき。

低解約返戻金型の細かい説明は別サイトに任せるとして、
簡単に言うと、すぐに解約しない約束で、
60歳になると払った金額を利子付きで多く返します。
という保険です。

生命保険にもなるし、生きてたら貯金にもなる!
そういう売り文句です。

でも、ちょっと待って!

私は4つの理由から気をつけるべきと思っています。

1)「死」以外のリスクを背負いますよ?
生命保険に入る理由は「死」というリスクを少なくするため。
それなのに、「低解約返戻金型」に契約するということは、
「仕事を失う」「働けなくなる」などのリスクを抱えることになります。
なぜなら一定期間内に解約すると、支払った金額の7割しか返ってこないから。
未来が見通せるならいいが、そんな時代じゃない中、
新たなリスクは背負うべきではないと思います。

2)死なないことを前提として計画してませんか?
最初に説明したとおり、生命保険に入るという行為は、
平均寿命より早く死ぬことを想定した行為です。
しかし、低解約返戻金型は長く生きたら沢山返ってくる仕組みです。
長く生きることを想定してライフプランを立ててませんか?
やっていることが矛盾してますよ。

3)40年間預けて返戻率110%って本当に高い?
「複利」「単利」って知ってますか?
銀行の口座の貯金は「複利」です。
「複利」は生まれた利子にも利子がついて、
雪だるま式に増えていく利子のつき方です。
40年間で110%に増えるためには、金利何%の複利で運用すれば良いでしょう?
答えは「0.25%」です!
そんなに高くないでしょ?定期預金でも同じぐらいの運用はできます!

4)40年後の金利を今決めて良いんですか?
低解約返戻金型に契約することは、40年後の返戻率を決めてしまうことです。
40年後もこんな超低金利が続くと保証できますか?
40年後という長期間の後に受け取るお金について、
今決めてしまうのは、通常得られる利息を受け取れないリスクになりますよ。

長々と書いてきましたが、まとめると、
「保険はシンプルに!」です。

生命保険は「死」のリスクを少なくするためのものです。
保険会社が作った「貯金」という単語に踊らされず、
必要な保険をシンプルに契約することをオススメします。

ちなみに、私はライフネット生命で10年の定期保険に入っています。
10年後に、自分の経済状況を考えた上で、更新するつもりです。

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